インプラントの種類で寿命が変わる?メーカー・構造の違いと「失敗しない選び方」を専門医が解説
投稿日:2026年2月4日
カテゴリ:インプラント
執筆担当:国際口腔インプラント学会認定医 生野智也
「インプラント治療をしたいけれど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」 「値段が高いものと安いもの、結局何が違うの?」
インプラント治療を検討し始めた患者様から、このようなご相談をよくいただきます。 世界には100社以上のインプラントメーカーが存在し、それぞれに「構造」や「手術方法」、「材質」などの違いがあります。実は、この種類の選び方一つで、治療期間の長さや、手術時の体への負担、そして何より「インプラントの寿命(持ち)」が大きく変わる可能性があるのです。
決して安い治療ではないからこそ、後悔だけはしてほしくありません。 私たち西宮北口スター歯科(兵庫県西宮市)では、世界シェアNo.1のメーカーを採用し、患者様の骨の状態やご予算、ライフスタイルに合わせて最適なプランをご提案しています。
この記事では、インプラント専門医の視点から、複雑な「種類の違い」を分かりやすく整理し、「失敗しないインプラントの選び方」について解説します。
1. インプラントの種類を決める「4つの要素」を解説

「インプラントの種類」と一言で言っても、実は単にメーカーの違いだけではありません。専門的には、以下の4つの要素の組み合わせによって治療方針が決まります。
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メーカー(どこの国の、どのブランドか)
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構造(インプラント体と土台が一体か、別々か)
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手術方法(1回法か、2回法か)
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固定方法(ネジで留めるか、セメントで留めるか)
患者様ご自身がこれら全てを詳細に理解する必要はありませんが、基礎知識として知っておくことで、歯科医師からの説明がクリアになり、納得感を持って治療を選択できるようになります。それぞれの違いが「治療の結果」にどう影響するのか、具体的に見ていきましょう。
2. 世界シェアNo.1「ストローマン」と他社は何が違うのか?

インプラント選びで最も重要なのが「メーカー」です。
世界中に数あるメーカーの中で、なぜ多くの歯科医師が**「ストローマン(Straumann)」**を推奨するのでしょうか? 当院がストローマン社製のインプラントをメインに採用しているのには、明確な医学的理由があります。
世界中の論文で証明された「長期的な信頼性」
ストローマン社(スイス)は、インプラントの世界シェアNo.1を誇るトップブランドです。その最大の特徴は、**「世界で最も豊富な臨床データ(エビデンス)がある」**という点です。 インプラントは体の中に埋め込み、数十年単位で使い続けるものです。だからこそ、「入れた直後が良い」だけでなく、「10年後、20年後も問題なく使えているか」という長期的な実績が何よりも重要になります。 ストローマンインプラントは、長期的な生存率(インプラントが抜け落ちずに機能している割合)の高さが多くの学術論文で証明されており、私たち専門医にとっても「最も信頼して患者様にお勧めできるインプラント」なのです。
治療期間を短縮する「SLAアクティブ」
さらに、当院ではストローマンインプラントの中でも、**「SLAアクティブ(SLActive)」**という特殊な表面性状を持つハイグレードなタイプを採用しています。 一般的なインプラントは、骨と結合するまでに数ヶ月かかることがありました。しかし、SLA
アクティブは表面の親水性が非常に高く、血液中のタンパク質を素早く引き寄せるため、骨との結合スピードが劇的に早まります。 これにより、最短で3〜4週間程度で次のステップへ進むことが可能になり、「できるだけ早く噛めるようになりたい」「通院期間を短くしたい」という患者様のご希望に応えられるようになりました。
コストパフォーマンスに優れた「オステム」という選択肢
当院では、患者様のご予算やご要望に幅広くお応えする
ため、アジア・太平洋地域でシェアNo.1の**「オステム(Osstem)」**社のインプラントも採用しています。 オステムは、世界基準の品質をクリアしながらも、ストローマンに比べて費用を抑えることが可能です。「品質は妥協したくないけれど、費用面も重視したい」という方にとって、非常にバランスの取れた優れた選択肢となります。
3. 構造と術式の違い(1ピース・2ピース/1回法・2回法)
インプラントの構造や手術回数にも違いがあり、それぞれメリット・デメリットがあります。
構造の違い:主流は「2ピースタイプ」
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1ピースタイプ: インプラント体(根っこ)とアバットメント(土台)が一体化している構造です。部品が少なく強度は高いですが、傾きの微調整が難しく、適用できる症例が限られます。
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2ピースタイプ: インプラント体とアバットメントが別々の部品になっています。土台の種類を自由に変えられるため、見た目の美しさや噛み合わせの精密な調整が可能です。
現在のインプラント治療の主流は2ピースタイプであり、当院でも審美性と機能性を追求するため、主にこちらを採用しています。
手術回数の違い:1回法と2回法
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1回法: 手術が1回で済みます。インプラントを埋入した際、頭の部分を少し歯茎から出しておきます。患者様の負担は少ないですが、骨がしっかりある場合に限られます。
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2回法: 1回目の手術でインプラントを埋めた後、一度歯茎を完全に縫い合わせて閉じます。骨と結合するのを待ってから、2回目の手術で頭を出します。感染リスクが低く、骨造成(GBR)を伴うような難症例でも安全に行える方法です。
「手術は1回の方が楽」と思われがちですが、骨の状態によっては2回法の方が安全確実な場合があります。当院では、CT診断の結果に基づき、リスクが最も少ない方法をご提案します。
4. 種類選び以上に重要!成功率を高める「当院の3つの取り組み」
良いメーカーのインプラントを選ぶことは大切ですが、それだけでは成功しません。インプラント治療の成否を分けるのは、それを扱う**「医師の技術」と「設備環境」**です。 西宮北口スター歯科では、安全で精密なインプラント治療を実現するために、以下の3つの取り組みを徹底しています。
① 全症例で「サージカルガイド」を使用する精密治療
当院では、インプラント手術を行う全ての患者様に対して、「サージカルガイド(ガイデッドサージェリー)」を使用しています。 これは、CTデータに基づいて作成するマウスピース型の装置で、インプラントを埋入する位置・角度・深さを計算通りに制御するためのものです。 フリーハンド(医師の勘や経験のみ)での手術は、神経や血管を傷つけるリスクがゼロではありません。サージカルガイドを使用することで、0.1ミリ単位の精密な手術が可能になり、医療事故のリスクを極限まで減らすことができます。
② 痛みが不安な方へ「静脈内鎮静法」
「手術中の痛みが怖い」「ドリルの音が苦手」という方のために、当院には日本歯科麻酔学会認定医(生野珠央医師)が常駐し、「静脈内鎮静法(セデーション)」を行っています。 これは点滴から鎮静薬を入れる麻酔方法で、うたた寝をしているような「半分眠った状態」になります。恐怖心や痛み、時間の経過をほとんど感じることなく、気づけば手術が終わっています。 術後はふらつきが残ることがありますが、当院は西宮北口駅直結という好立地に加え、医院の目の前にタクシー乗り場があります。静脈内鎮静法を受けられた患者様にはタクシーチケットをお渡しし、安全にご帰宅いただけるよう配慮しています。
③ 難症例にも対応する「専門医チーム医療」
「他院で骨が少なくて無理だと断られた」という方も諦めないでください。 当院には、ISOI国際口腔インプラント学会認定医である私(生野智也)をはじめ、難症例の経験が豊富な医師が在籍しています。骨を増やす**「骨造成(GBR法)」や、上顎の骨を厚くする「サイナスリフト」**などの高度な技術にも対応可能です。 口腔外科、麻酔科、補綴(被せ物)の各分野のプロフェッショナルが連携するチーム医療で、難易度の高い症例でも安全に治療を行います。
5. 自信があるからこその「一生涯保証」制度
インプラントは「入れて終わり」ではありません。私たちは、治療後の人生も責任を持ってサポートしたいと考えています。 その証として、西宮北口スター歯科では、インプラント体(フィクスチャー)に対して**「一生涯保証」**をお付けしています(※)。
一般的な歯科医院では「10年保証」が多い中、当院が一生涯保証を掲げることができるのは、**「世界最高峰のストローマンインプラント」を使用し、「サージカルガイドを用いた精密手術」**を行っているという、品質への絶対的な自信があるからです。
ただし、インプラントを長持ちさせるためには、ご自宅でのケアと歯科医院でのメンテナンスが不可欠です。保証の適用条件として、3〜4ヶ月に1回の定期検診をお願いしています。 定期検診では、プロによるクリーニングや噛み合わせのチェックを行い、「インプラント周囲炎」を未然に防ぎます。「一生涯のパートナー」として、私たちが責任を持ってお口の健康を守り続けます。
(※) 保証内容は条件により異なります。詳細はカウンセリング時にご説明いたします。
6. まとめ:最適なインプラントで「一生噛める」喜びを
インプラントの種類には、メーカー、構造、術式など様々な違いがあります。 しかし、最も大切なのは「高いインプラントを選ぶこと」ではなく、**「ご自身の骨の状態やライフスタイルに合った最適な治療法を、信頼できる環境で受けること」**です。
西宮北口スター歯科では、世界基準のインプラントと、麻酔専門医やサージカルガイドによる安心の医療体制で、患者様の「噛める喜び」を取り戻すお手伝いをいたします。
「自分にはどのインプラントが合うのか知りたい」「まずは話だけでも聞いてみたい」という方は、ぜひ当院の無料カウンセリングやCT診断へお越しください。 あなたにとってベストな治療プランを、一緒に見つけていきましょう。
よくある質問(Q&A)
ここでは、インプラントをご検討中の患者様から、カウンセリング時によくいただくご質問にお答えします。
Q1. 手術が怖いのですが、本当に痛くないですか? A. ご安心ください。当院では局所麻酔に加え、ご希望の方には「静脈内鎮静法」を併用しています。これは点滴でお薬を入れ、リラックスしたうたた寝状態で手術を受ける方法です。実際に受けられた患者様からは「寝ている間に終わっていて、痛みも怖さも全く感じなかった」という声を多くいただいています。日本歯科麻酔学会認定医が全身管理を行いますので、安全面も万全です。
Q2. インプラントのメーカーによって何が違いますか? A. 主に「骨との結合スピード」や「長期的な実績データ」が異なります。当院で採用している「ストローマン社(SLAアクティブ)」は、世界シェアNo.1の実績があり、骨と結合する期間が非常に短いのが特徴です。一方、「オステム社」はコストパフォーマンスに優れています。患者様のご予算や、「早く治療を終えたい」といったご要望に合わせて最適なメーカーをご提案します。
Q3. 他の歯医者で「骨が薄いから無理」と断られましたが、可能ですか? A. 諦めずに一度ご相談ください。当院では、不足している骨を補う「骨造成(GBR)」や「サイナスリフト」といった専門的な治療に対応しています。また、骨のある部分を選んで埋入する技術や、短いインプラント(ショートインプラント)を使用する選択肢もあります。CT撮影で骨の状態を詳細に分析し、可能な方法を探ります。
Q4. 治療期間はどれくらいかかりますか? A. 個人差はありますが、通常は手術から被せ物が入るまで3〜6ヶ月程度です。しかし、当院で使用しているストローマンの「SLAアクティブ」であれば、骨の状態が良ければ最短1ヶ月半〜2ヶ月程度で治療を完了できるケースもあります。また、抜歯と同時にインプラントを埋入する「抜歯即時埋入」という方法なら、さらに期間や通院回数を短縮できる可能性があります。
Q5. 保証期間はどうなっていますか? A. 当院では、インプラント体(骨に埋める部分)に対して自信を持って「一生涯保証」を設けています(※上部構造は5年保証)。これは、質の高いインプラントと精密な手術を行っているからこそできる制度です。ただし、長持ちさせるためにはメンテナンスが不可欠ですので、3〜4ヶ月に1回の定期検診を受けていただくことを保証の条件とさせていただいています。
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