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歯医者が怖くて通えない方へ 静脈内鎮静法で安心して治療を受ける方法

投稿日:2026年1月23日

カテゴリ:短期集中治療 歯科麻酔認定医・珠央先生のブログ

この記事はスター歯科クリニック西宮北口駅前院の歯科医師:生野珠央が執筆しています。

「歯医者が怖い」「治療を考えるだけで動悸がする」「本当は治したいのに、何年も通えていない」

そんな思いを抱えたまま、時間だけが過ぎてしまっていませんか。

歯科治療への恐怖や不安は、決して珍しいものではありません。過去の痛い経験や、十分な説明がないまま治療を受けた記憶が、大人になっても心に残っている方は多くいらっしゃいます。しかし、治療を先延ばしにするほど、症状は進行し、いざ通院しようとしたときのハードルはさらに高くなってしまいます。

そこで近年注目されているのが「静脈内鎮静法」という選択肢です。点滴によってリラックスした状態を保ちながら治療を受けられるため、歯医者が怖くて通えなかった方でも、安心して一歩を踏み出しやすくなります。本記事では、静脈内鎮静法の仕組みや向いている方の特徴、そして当院が恐怖心の強い方の治療に力を入れている理由について、わかりやすく解説します。

歯医者が怖くて通えないのは決して特別なことではありません

「いい大人なのに歯医者が怖いなんて」「我慢できない自分が弱いのでは」

そう感じて、誰にも相談できずにいる方は少なくありません。しかし実際には、成人の方でも歯科治療に強い不安や恐怖を感じるケースは珍しくなく、決して特別なことではありません。

大切なのは、「怖い」という気持ちを無理に克服しようとすることではなく、その不安を前提にした治療方法を選ぶことです。当院では、まず患者さまの気持ちに耳を傾け、「なぜ怖いのか」「どんな場面がつらいのか」を一緒に整理することから始めています。安心して話せる環境があることで、治療への第一歩が踏み出しやすくなります。

ここでは、歯医者が怖くなってしまう代表的な理由について見ていきましょう。

過去の治療経験がトラウマになっている

歯科治療への恐怖の多くは、過去のつらい体験がきっかけになっています。

たとえば、麻酔が効きにくく強い痛みを感じた経験や、何をされるのか分からないまま治療が進んだ記憶があると、「また同じ思いをするのでは」という不安が無意識に強くなります。

特に子どもの頃の治療体験は印象に残りやすく、大人になってからも歯科医院の音や匂いだけで緊張してしまう方もいます。このようなトラウマは、本人の意思とは関係なく身体が反応してしまうため、「気の持ちよう」で解決するものではありません。

怒られそう・恥ずかしいという心理的ハードル

「こんなになるまで放っておいたのは自分のせい」「歯の状態を見て怒られそう」

そうした気持ちがブレーキとなり、受診できなくなっている方も多くいらっしゃいます。

しかし、歯科医院は責める場所ではなく、困っている状態を改善するための場所です。当院では、状態が悪くなった理由を一方的に指摘することはありません。これまで通えなかった背景や生活状況も含めて理解したうえで、今後どうしていくかを一緒に考える姿勢を大切にしています。

 

静脈内鎮静法とは?

静脈内鎮静法とは、点滴によって鎮静薬を体内に投与し、心身をリラックスさせた状態で歯科治療を受ける方法です。治療中はうとうとした感覚になり、不安や恐怖心が大きく和らぐのが特徴です。

「麻酔」と聞くと少し怖いイメージを持たれる方もいますが、静脈内鎮静法は意識が完全になくなるわけではありません。呼びかけには反応でき、自然な眠気に近い状態で治療が進みます。そのため、歯医者が怖くて通えなかった方や、強い緊張で身体がこわばってしまう方にとって、安心して治療を受けやすい選択肢といえます。

ここでは、よく混同されがちな全身麻酔との違いや、痛みを抑える麻酔との役割の違いについて整理します。

全身麻酔との違い

静脈内鎮静法と全身麻酔は、どちらも「眠っているような状態」で治療を受けられる点が共通していますが、仕組みと安全管理の考え方は大きく異なります。

全身麻酔は、完全に意識をなくし、自分で呼吸をしない状態になるため、手術室や入院設備が必要になります。一方、静脈内鎮静法は意識が保たれたまま、自発呼吸も維持されるのが特徴です。そのため、歯科治療においては身体への負担を抑えながら、不安だけを和らげる方法として用いられます。

「眠らされるのが怖い」という方でも、静脈内鎮静法であれば比較的安心して受けていただけるケースが多いのが実情です。

3-1.痛みを取る麻酔ではなく「不安を和らげる方法」

静脈内鎮静法は、歯を削ったり処置をしたりする際の痛みを直接取り除くものではありません。あくまで、治療に対する恐怖心や緊張、不安感を和らげることを目的とした方法です。

実際の治療では、通常どおり局所麻酔を併用します。

「痛みは局所麻酔でコントロールし、不安は静脈内鎮静法でケアする」

このように役割を分けることで、心身の負担を最小限に抑えた治療が可能になります。

局所麻酔と静脈内鎮静法を併用する理由

たとえば、痛みがほとんどない治療であっても、「何をされているかわからない」「音や振動が怖い」といった理由で強いストレスを感じる方は少なくありません。逆に、不安は落ち着いていても、麻酔が効いていないと痛みを感じてしまいます。

そこで、局所麻酔と静脈内鎮静法を併用することで、

痛みへの不安

精神的な恐怖や緊張

この両方を別々の方法で丁寧にケアします。結果として、治療中のつらさが大きく軽減され、「気づいたら終わっていた」と感じる方も多くいらっしゃいます。

 

こんな方に静脈内鎮静法はおすすめ

静脈内鎮静法は、すべての方に必要な治療方法ではありませんが、特定の不安や悩みを抱えている方にとっては、歯科治療のハードルを大きく下げてくれる選択肢です。「自分は対象になるのだろうか」と迷っている方も、まずは当てはまるかどうかを確認してみてください。

当院では、治療内容だけでなく、患者さまの性格や過去の経験、生活背景も踏まえたうえで、静脈内鎮静法が適しているかを丁寧に判断しています。ここでは、特にご相談の多いケースをご紹介します。

①歯科治療への恐怖心が強い方

歯医者の診療台に座るだけで緊張してしまう、治療器具の音を聞くだけで動悸がするなど、歯科治療そのものに強い恐怖心がある方は、静脈内鎮静法の大きなメリットを感じやすい傾向があります。

静脈内鎮静法を用いることで、過度な緊張が和らぎ、身体の力が自然と抜けた状態になります。その結果、「怖くて治療に集中できない」「途中で中断したくなる」といった状況が起こりにくくなり、落ち着いて治療を受けやすくなります。歯科恐怖症といわれるほど不安が強い方でも、治療を前向きに考えられるきっかけになることがあります。

②嘔吐反射が強く、治療がつらい方

歯科治療中に「オエッ」となってしまう嘔吐反射が強い方にとって、口を開け続ける治療は大きなストレスになります。型取りや奥歯の治療が特につらく、「苦しくて続けられない」という理由で通院を諦めてしまう方も少なくありません。

静脈内鎮静法によってリラックスした状態になると、緊張が原因となって起こる嘔吐反射が軽減されやすくなります。無理に我慢しながら治療を受けるのではなく、身体の反応を抑えた状態で進められる点は、大きな安心材料といえるでしょう。

③長時間・外科的治療を控えている方

インプラント治療や親知らずの抜歯など、治療時間が長くなりやすい処置や外科的な治療を控えている方にも、静脈内鎮静法は適しています。長時間にわたる治療では、痛みだけでなく「終わるまで耐えられるだろうか」という精神的な負担も大きくなりがちです。

静脈内鎮静法を併用することで、治療中の時間感覚が短く感じられ、「思っていたより楽だった」と感じる方が多くいらっしゃいます。また、短期集中治療お口全体を計画的に治す包括的な治療とも相性が良く、通院回数を減らしたい方にとってもメリットのある方法です。

 

当院が「怖い方の治療」に力を入れている理由

当院が静脈内鎮静法を含め、「歯医者が怖い方の治療」に力を入れているのには、明確な理由があります。それは、治療技術だけでなく、治療に向き合う気持ちまで含めてケアしなければ、本当の意味での歯科医療にはならないと考えているからです。

私たちが診療の軸としているのは、「自分の家族に受けさせたい治療かどうか」という視点です。もし家族が強い恐怖心を抱えていたら、無理に治療台に座らせたり、不安を抱えたまま処置を進めたりすることはしないはずです。当院では、その考え方をすべての患者さまに当てはめています。

治療前には、専用のカウンセリングルームで時間をかけてお話を伺います。トリートメントコーディネーター(TC)が同席し、治療内容だけでなく、不安の背景や過去の経験、通院に対する抵抗感まで丁寧に共有します。「今日は話をするだけ」「すぐに治療を始めなくてもいい」――そうした選択肢を最初からお伝えすることで、心理的な負担をできる限り軽くすることを大切にしています。

また、歯医者が怖い方ほど「通いやすさ」は非常に重要です。当院は駅直結という立地にあり、雨の日や体調がすぐれない日でも通院のハードルを下げられる環境を整えています。怖い気持ちを抱えながら来院するからこそ、移動や待ち時間のストレスを最小限にすることも、治療の一部だと考えています。

恐怖心の強い方にとって、「ここなら大丈夫かもしれない」と思える場所であること。その安心感こそが、治療を前に進めるための第一歩になります。当院では、決して無理に治療を進めることなく、患者さまのペースを尊重した診療を行っています。

歯科麻酔の認定医が管理する静脈内鎮静法

静脈内鎮静法は、不安や恐怖を大きく和らげられる一方で、全身状態の管理が欠かせない方法でもあります。そのため「どこで受けるか」「誰が鎮静管理を行うか」は、安心して治療を受けるうえで非常に重要なポイントになります。

当院では、歯科麻酔の認定医が静脈内鎮静法の管理を担当しています。歯科麻酔に関する専門的な知識と経験をもとに、患者さま一人ひとりの体調や既往歴を踏まえながら、慎重に鎮静の深さを調整します。「ただ眠くする」のではなく、「安全に、無理のない状態で治療を受けていただく」ことを最優先に考えています。

歯医者が怖い方の中には、「鎮静法自体が不安」「何かあったらどうしよう」と心配される方も少なくありません。だからこそ当院では、鎮静管理を歯科麻酔の認定医が行う体制を整え、安心材料の一つとして丁寧に説明しています。

治療中も体調を細かくチェック

静脈内鎮静法を行う際には、治療中の体調変化を常に把握することが重要です。当院では、血圧や脈拍、呼吸状態などを継続的に確認しながら治療を進めています。

たとえば、鎮静が効きすぎていないか、逆に緊張が強く残っていないかといった点も細かくチェックし、その都度調整を行います。これにより、治療中の不安や身体への負担を最小限に抑えることができます。

歯科治療に恐怖心がある方ほど、「途中でつらくなったらどうしよう」という不安を抱えがちですが、そうした不安にも対応できる体制を整えていることが、安心して治療に臨める理由の一つです。

 

静脈内鎮静法で得られる治療体験の変化

静脈内鎮静法を取り入れることで、歯科治療に対する「体験そのもの」が大きく変わります。これまで歯医者に対して強い恐怖心を抱いていた方ほど、「想像していた治療と全く違った」と感じることが少なくありません。

当院でも、静脈内鎮静法を受けた方から「もっと早く知りたかった」「これなら通えそう」という声を多くいただいています。ここでは、実際に感じやすい治療中・治療後の変化についてご紹介します。

うとうとした状態で治療が進む

静脈内鎮静法を行うと、完全に眠ってしまうというよりも、半分眠っているような、うとうとした感覚になります。周囲の音や声はぼんやりと聞こえるものの、強い緊張や恐怖は感じにくく、身体の力が抜けた状態で治療が進みます。

たとえば、「治療中の音が怖い」「器具が口に入る感覚が苦手」といった方でも、それらが気になりにくくなり、気づいたら治療が終わっていたというケースも珍しくありません。治療を受けている時間のストレスが大幅に軽減されることが、静脈内鎮静法の大きな特徴です。

治療の記憶が残りにくい

静脈内鎮静法のもう一つの特徴として、治療中の細かな記憶が残りにくい点が挙げられます。すべてを覚えていないわけではありませんが、「何をされたかはよく覚えていない」「気づいたら終わっていた」という感覚を持つ方が多くいらっしゃいます。

この体験は、次回以降の通院にとって非常に大きな意味を持ちます。過去のつらい記憶が新たに積み重ならないことで、「また歯医者に行くのが怖い」という気持ちが生まれにくくなり、治療を前向きに継続しやすくなるのです。

歯科治療が「我慢するもの」から「安心して受けられるもの」に変わることで、長年避けてきた治療にも向き合えるようになる――それが、静脈内鎮静法によって得られる大きな変化といえるでしょう。

 

安心して受けるために知っておきたい注意点

静脈内鎮静法は、不安や恐怖を和らげながら治療を受けられる方法ですが、安全に行うためにはいくつかの注意点があります。事前・事後のポイントを知っておくことで、より安心して治療に臨むことができます。

当院では、治療前のカウンセリング時にこれらの点を丁寧に説明し、不安や疑問を残したまま当日を迎えることがないよう配慮しています。

治療前の準備について

静脈内鎮静法を行う場合、体調確認や当日の過ごし方が重要になります。一般的には、治療前の飲食に制限が設けられることがあり、内容や時間については事前に案内があります。

また、持病がある方や、普段服用しているお薬がある場合は、必ず事前に申告していただきます。これは安全に鎮静を行うために欠かせない情報です。「この程度なら大丈夫だろう」と自己判断せず、気になることはすべて相談していただくことが大切です。

治療後の過ごし方

静脈内鎮静法を受けた当日は、治療後もしばらく眠気やふらつきが残ることがあります。そのため、当日の車やバイク、自転車の運転はできません。公共交通機関の利用や、付き添いの方と一緒に帰宅していただく必要があります。

また、重要な判断や仕事、長時間の外出は避け、できるだけ安静に過ごすことが勧められます。こうした注意点も含めて、当院では事前にしっかり説明を行い、無理のないスケジュールで治療計画を立てています。

 

まとめ|まずは「治療の相談」から始めてみてください

歯医者が怖くて通えなかった方にとって、静脈内鎮静法は「治療を受けるための勇気を補ってくれる」一つの選択肢です。無理に恐怖を克服しようとしなくても、不安や緊張を和らげた状態で治療に向き合う方法があることを、ぜひ知っていただきたいと思います。

静脈内鎮静法は、痛みを取るためだけの方法ではありません。

治療に対する恐怖心や、過去のつらい経験、緊張しやすい体質など、それぞれの事情に配慮しながら、安心して治療を受けることができる環境を整えるための手段です。歯科麻酔の認定医による管理体制や、事前の丁寧なカウンセリングがあることで、「何が不安なのか」「どこまでならできそうか」を一緒に整理することができます。

当院では、いきなり治療を始めることはありません。

まずは専用のカウンセリングルームで、これまで歯医者に通えなかった理由や、治療に対する不安をお聞かせください。「今日は相談だけ」「話を聞いてもらうだけ」でも問題ありません。あなたの気持ちや生活に合った治療の進め方を、一緒に考えていきます。

歯の治療は、これからの生活や人生に長く関わるものです。

怖さを我慢し続けるのではなく、安心できる方法を選ぶことから始めてみませんか。まずは一度、相談という形でお気軽にお越しください。

 

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