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インプラントでCT撮影は必要?当院が「全症例」で撮影する理由とは

投稿日:2026年2月2日

カテゴリ:インプラント

執筆担当:国際口腔インプラント学会認定医 生野智也

インプラント治療を検討する際、「検査費用が高い」「レントゲンだけではダメなのか」と疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、インプラント治療において歯科用CTは、安全性を確保するための「命綱」とも言える重要な検査です。今回は、なぜレントゲンだけでは不十分なのか、CT撮影によって何が分かるのかを解説します。また、当院(西宮北口スター歯科)が、難しい症例だけでなく「全症例」で必ずCT撮影を行う理由と、それによって実現できる「一生涯保証」のインプラント治療についてご紹介します。

1. なぜインプラント治療に「CT撮影」が絶対条件なのか

近年、安全なインプラント治療において歯科用CT(Computed Tomography)の撮影は「推奨」レベルを超えて「必須条件」であると、世界の歯科医療スタンダードで考えられています。従来のパノラマレントゲン写真(2次元)と歯科用CT(3次元)には、得られる情報量に決定的な差があるからです。

レントゲン(2次元)とCT(3次元)の決定的な違い

従来のレントゲン写真は、立体的な人間の顎を平らなフィルムに投影した「影絵」のようなものです。全体の歯並びや大まかな骨の状態を把握するには便利ですが、奥行きという概念がありません。そのため、骨の厚みや、重なって写っている部分の内部構造を正確に知ることはできませんでした

一方、歯科用CTは、対象物をスライスした断面画像を撮影し、コンピューター上で3次元の立体画像として再現します。これにより、あらゆる角度から顎の骨を透かして見ることができ、レントゲンでは発見できなかった病変や、骨の細かな凹凸まで手に取るように把握することが可能です

骨の「厚み・奥行き」はレントゲンでは見えない

インプラントを埋入するためには、骨の「高さ」だけでなく、十分な「幅(厚み)」が必要です。レントゲン写真では骨の高さはある程度わかりますが、厚みまでは正確に分かりません。「正面から見たら十分な骨があるように見えたが、CTで断面を見たらナイフのように薄く尖っていた」というケースは珍しくありません

もし、骨の厚みを確認せずにインプラントを埋入してしまうと、インプラントのネジ山が骨から露出してしまったり、最悪の場合は骨を突き抜けて歯茎の外へ飛び出してしまったりするリスクがあります。当院が遵守している「インプラント周囲に2mm以上の骨を残す」というゼロボーンロスコンセプトも、CTによる正確な計測があって初めて実現できるものです

神経・血管の位置をミリ単位で把握する重要性

顎の骨の中、特に下顎には「下歯槽神経」という太い神経や大きな血管が通っています。これらを傷つけてしまうと、唇やあごに麻痺が残ったり、大量出血を引き起こしたりする深刻な医療事故につながります。

レントゲンでも神経の大まかな走行は確認できますが、「神経が骨のどの位置(頬側なのか舌側なのか)を通っているか」や「神経までの正確な距離」までは分かりません。CT撮影を行うことで、これらの危険領域(解剖学的リスク)をミリ単位で立体的に把握し、神経を確実に避ける安全な埋入位置を計画することができます

2. CTを撮らない・撮れない場合に起こりうるリスク

もし、CT撮影を行わずにレントゲンだけの情報、あるいは歯科医師の「勘と経験」だけに頼ってインプラント手術を行った場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。

インプラントの突き抜け事故・神経麻痺

上顎には「上顎洞(サイナス)」という鼻につながる空洞があり、下顎には前述の通り重要な神経が走っています。CTでこれらの構造物までの距離を正確に測っていない場合、ドリルが深くまで入りすぎて上顎洞へ突き抜けてしまい感染(上顎洞炎)を起こしたり、神経を損傷して生涯消えない麻痺が残ったりする可能性があります。これらは、CT診断を行っていれば防げる可能性が非常に高いトラブルです

【コラム】「経験と勘」に頼る治療の限界

ベテランの歯科医師であっても、骨の中身を透視することはできません。「長年の勘で大丈夫だと思った」という感覚的な判断は、現代のインプラント治療においては通用しないと当院では考えています。 当院では、どれほど簡単な症例に見えても、決して「たぶん大丈夫だろう」という予測での手術は行いません。必ずCTデータという客観的な「科学的根拠(エビデンス)」に基づいて診断し、安全性を担保した上で治療を提供しています 

 

3. 当院がインプラント「全症例」でCT撮影を行う3つの理由

 

 

歯科医院の中には「難しい症例の場合のみCTを撮る」という方針のところもありますが、西宮北口スター歯科では、1本のインプラントであっても「全症例」で必ずCT撮影を行っています。それには明確な3つの理由があります。

理由1:

サージカルガイド(手術用マウスピース)作成に不可欠だから

当院のインプラント手術の最大の特徴は、「サージカルガイド(ガイデッドサージェリー)」を全症例で使用していることです サージカルガイドとは、CTデータと口腔内スキャンデータを元にコンピューター上で設計し、3Dプリンターで作製するマウスピース型の装置です。このガイドにはドリルの角度や深さを規制する穴が開いており、手術時に装着することで、計画通りの位置に0.1mm単位の精度でインプラントを埋入することが可能になります

これにより、神経や血管を傷つけるリスクを極限まで減らせるだけでなく、歯茎を大きく切開する必要がなくなるため、手術時間の短縮や術後の腫れ・痛みの軽減にもつながります。このサージカルガイドを作製するためには、CTデータが不可欠なのです。

理由2:「骨がない」と断られた方にも治療の道を探すため

「他院でレントゲンを撮り、『骨がないからインプラントは無理』と断られた」という患者様が当院には多く来院されます。しかし、CTで精密に撮影してみると、レントゲンでは見えなかった骨の量を確認できたり、あるいは骨のある部分をピンポイントで狙って傾斜埋入(オールオン4など)したりすることで、治療が可能になるケースが多々あります

また、本当に骨が不足している場合でも、CTデータがあれば「どの部分に、どれくらいの量の骨造成(GBRやサイナスリフト)が必要か」を正確にシミュレーションできます。さらに、骨造成を避けるために短いインプラント(ショートインプラント)を使用するという選択肢も、CTによる骨質の診断があって初めて提案できるものです

理由3:自信を持って「一生涯保証」を提供するため

当院では、インプラント体(フィクスチャー)に対して「一生涯保証」という手厚い保証制度を設けています 。これは、「万が一のときのための保険」であると同時に、「一生涯使い続けていただける品質の治療を提供する」という当院の自信と覚悟の表れでもあります。

この自信の根拠となっているのが、CT診断とサージカルガイドによる精密治療です。勘に頼らず、解剖学的に正しい位置に、適切な角度でインプラントが埋入されているからこそ、長期的な安定性が期待でき、責任を持った保証が可能になるのです

4. 被曝量は大丈夫?CT検査に関するよくある不安

「CTは放射線量が多いのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが、ご安心ください。歯科用CTは、医科で使用される全身用CTとは仕組みが大きく異なります。

歯科用CTの被曝量は医科用CTの約1/10以下

歯科用CTは撮影範囲がお口周りの狭い範囲に限定されているため、被曝量は医科用CTの約1/10〜数十分の1程度と非常に低く抑えられています。これは、私たちが日常生活を送る中で自然界から受けている放射線量(年間約2.4mSv)と比較しても極めて低い数値であり、身体への悪影響を心配する必要はほとんどありません 。 むしろ、CTを撮らずに盲目的に手術を行うリスクの方が遥かに高いため、安全性というメリットを優先すべきであると考えられます。

他院で「CTがない」と言われた場合は?

もし、現在通われている歯科医院にCT設備がなく、レントゲン診断のみでインプラント手術を提案された場合は、慎重な判断が必要です。インプラントは外科手術ですので、安全性を最優先に考えるべきです。 CT設備が整った医院への転院や、セカンドオピニオンを検討されることを強くお勧めします。当院は阪急西宮北口駅直結でアクセスも良く、他院で治療を検討中の方のセカンドオピニオン(CT診断含む)も受け付けていますので、迷われた際は一度ご相談ください

5. まとめ:安全なインプラント治療への第一歩

今回の記事のポイントをまとめます。

インプラントは体の中に人工物を入れる治療です。「自分の骨の状態を正確に知りたい」「他院で断られたけれど、本当に無理なのか詳しく調べてほしい」

という方は、ぜひ当院の個別カウンセリングにお越しください。最新のCT機器を用いた精密診断で、あなたに最適な治療計画をご提案いたします。


よくある質問(Q&A)

 

ここでは、インプラント治療をご検討中の方からよくいただく質問に、院長の生野がお答えします。

Q1. CT撮影の費用は高いですか?

はい、確かに一般的なレントゲンに比べると検査費用は高くなりますが、当院ではインプラント治療をご契約いただいた場合、CT撮影や診断にかかる費用は治療費に含まれる形をとっています(※初診時の検査料等は別途)。何より、CTを撮らずに手術をして神経を傷つけてしまうような一生の後悔を避けるための「安全コスト」として、決して高いものではないと考えています。

Q2. 他の医院で「CTは大きな手術の時だけでいい」と言われました。本当ですか?

僕個人の考えとしては、1本だけの埋入であってもCTは必須だと思っています。骨の形は外から見ただけでは分からず、意外な場所に血管が通っていることもあります。当院では「たまたま上手くいった」ではなく「根拠を持って確実に成功させる」ことを目指しているので、どんなに簡単なケースでも必ず撮影させていただいています

Q3. 骨が薄いと言われたのですが、CTを撮れば治療できるようになりますか?

その可能性は十分にあります!レントゲンでは「骨がない」ように見えても、CTで立体的に見ると、インプラントを埋めるのに十分な骨のポイントが見つかることがよくあるんです。また、もし本当に骨が足りなくても、CTデータがあれば「どのくらい骨を作ればいいか(骨造成)」を正確に計算できるので、諦める前に一度診断を受けてみてください

Q4. インプラント以外の治療でもCTは使いますか?

はい、使います。当院ではインプラントだけでなく、親知らずの抜歯で神経との距離を見たり、根管治療(歯の根の治療)で複雑な根の形を確認したりする際にも積極的にCTを活用しています。あらゆる治療において「見えない部分を見える化」することが、精密治療の基本だと考えているからです

Q5. 撮影時間はどれくらいかかりますか?
撮影自体は10数秒程度であっという間に終わります。その場ですぐに画像を確認できるので、お待たせすることもありません。オープン型の機器ですので、狭いところが苦手な方でも圧迫感なく撮影していただけますよ。

 

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