インプラントの安全の絶対条件!CT撮影と医院選び
投稿日:2026年2月21日
カテゴリ:インプラント
執筆担当:国際口腔インプラント学会認定医 生野智也
「インプラントにしたいけれど、手術が怖い」
「神経を傷つけられたり、失敗したりするニュースを見て不安になった」
このような悩みをお持ちではありませんか?
インプラント治療は、失った歯を取り戻す素晴らしい治療法ですが、外科手術を伴う以上、リスクが完全にゼロというわけではありません。
しかし、現代の歯科医療において、適切な設備と技術、そして厳格な安全管理が行われていれば、そのリスクは極限までゼロに近づけることが可能です。逆に言えば、「ある設備」や「ある体制」が欠けている医院での手術は、避けるべきとも言えます。
この記事では、インプラント治療を安全に受けるための「絶対条件」であるCT撮影の重要性と、私たち西宮北口スター歯科が実践している「100%安全を目指すための取り組み(ガイド使用・麻酔医連携)」について、包み隠さず解説します。
「ここなら安心して任せられる」と思える医院選びの基準として、ぜひ参考にしてください。
1. なぜインプラント治療に「CT撮影」が不可欠なのか?
一昔前のインプラント治療では、平面のレントゲン写真だけで手術を行うことも珍しくありませんでした。しかし、現在では「CT撮影なしのインプラント手術はあり得ない」というのが、私たち専門医の共通認識です。
なぜそこまでCTが重要なのか、その理由を解説します。
平面(レントゲン)と立体(CT)の決定的な違い
歯科医院でよく撮るパノラマレントゲンは、あくまで「2次元の影絵」です。歯の並びや大まかな骨の状態は分かりますが、骨の「厚み」や「奥行き」、そして骨の中を通る複雑な神経の走行までは正確に把握できません。
一方、歯科用CT(Computed Tomography)は、それらを3次元(立体)で映し出すことができます。
骨の形状、硬さ(密度)、神経や血管の正確な位置を、0.1ミリ単位で計測することが可能です。
当院では、難症例に限らずすべてのインプラント症例において必ずCT撮影を行い、詳細なシミュレーションを実施しています。これなしにメスを入れることは、目隠しをして運転するようなものであり、非常に危険だと考えているからです。
CTがない手術に潜む「3つの危険リスク」
もし、CTを撮らずに、あるいは不十分な診断で手術を行った場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。主に以下の3つが挙げられます。
- 神経・血管の損傷
あごの骨の中には、太い神経や血管が通っています。レントゲンだけではその位置が前後的にどこにあるか分からず、ドリルが触れてしまい、唇の麻痺(まひ)が一生残ったり、大量出血を起こしたりする事故につながる恐れがあります。 - 突き抜け事故
骨の「奥行き」を見誤り、インプラントが骨を突き抜けてしまう事故です。上あごの場合は鼻の空洞(上顎洞)に落ち込んでしまったり、下あごの場合は舌側の組織を傷つけたりする危険性があります。 - 初期固定の不良
骨の密度(硬さ)は場所によって異なります。CTで事前に「硬い骨」と「柔らかい骨」を見極めておかないと、埋入してもインプラントがしっかりと固定されず、早期に抜け落ちてしまう原因になります。
これらのトラブルは、CT診断を行い、事前にリスクを可視化していれば「防げる事故」です。だからこそ、CTは安全の絶対条件なのです。
セカンドオピニオンの重要性
もし、他院で「レントゲンだけで大丈夫です」と言われたり、逆にレントゲンだけを見て「骨がないから無理です」と断られたりした場合は、CT設備のある医院でセカンドオピニオンを受けることを強くお勧めします。
CTで詳しく見れば、「骨がないように見えたが、実は十分な厚みがあった」というケースも多々ありますし、何よりあなた自身の体を守るために、精密検査は必須です。
2. CTだけでは不十分?当院が「サージカルガイド」をほぼ全てのケースで使う理由
「CTがあれば安心」かというと、実はそれだけでは50点です。
なぜなら、CT上で完璧な計画を立てても、実際に手術をする際、歯科医師の手元が1ミリでも狂えば、計画通りの位置にインプラントは入らないからです。
そこで当院が導入しているのが、「サージカルガイド(ガイデッドサージェリー)」です。
サージカルガイド(ガイデッドサージェリー)とは?
サージカルガイドとは、CTデータをもとに3Dプリンターで作製する、患者様専用の「マウスピース型の穴あき定規」のようなものです。
手術の際、これを患者様のお口に装着します。ガイドにはインプラントを入れる位置に正確な角度で穴が開いており、そこに合わせてドリルを入れることで、計画通りの位置・角度・深さにしかドリルが入らない仕組みになっています。
いわば、定規を使わずにフリーハンドで線を引くのと、定規を使って線を引くのとの違いのようなものです。どれだけ名医であっても、フリーハンドでは微細なズレが生じる可能性がありますが、ガイドを使えばそのズレを物理的に防ぐことができます。
なぜ「ほぼ全てのケース」で使用するのか?
実は、サージカルガイドを作製するにはコストと手間がかかるため、「難しい症例だけ使う」という医院も少なくありません。
しかし、西宮北口歯医者スター歯科では、簡単な症例を含めた「ほぼ全てのケース」でサージカルガイドを使用しています。
その理由はシンプルで、「万が一」をゼロにしたいからです。
人間である以上、体調や環境によって手元の感覚がわずかに変わる可能性は否定できません。しかし、医療において「失敗」は許されません。
コストをかけてでもガイドを使用することで、以下のメリットが生まれます。
- 神経損傷リスクの低減:計画外の場所を削るリスクがなくなります。
- 手術時間の短縮:迷いなくドリルを進められるため、手術時間が大幅に短くなり、患者様の負担が減ります。
- 術後の腫れ・痛みの軽減:必要最小限の切開で済むため(フラップレス手術など)、傷の治りが早くなります。
3. 執刀医と麻酔医の「2人体制」が実現する究極の安全性
インプラント手術の安全性は、お口の中(骨や歯)のことだけではありません。手術中の「全身状態」の管理も非常に重要です。
歯科医師一人が、手術に集中しながら、同時に患者様の血圧や脈拍の変化に気を配るのには限界があります。そこで当院では、「執刀医」と「麻酔医」の完全分業体制をとっています。
日本歯科麻酔学会認定医による常時モニタリング
当院には、日本歯科麻酔学会認定医が常駐しています。
インプラント手術中は、認定医が生体モニター(心拍、血圧、酸素飽和度)を片時も離さず監視し、全身状態をコントロールします。
執刀医である私(院長)は手術に100%集中し、麻酔医は全身管理に100%集中する。この「役割分担」こそが、トラブルを未然に防ぎ、高血圧や糖尿病などの持病をお持ちの方でも安全に手術を受けていただける理由です。
リラックス睡眠麻酔(静脈内鎮静法)で恐怖心を取り除く
「痛いのが嫌」「手術中の音が怖い」というストレスは、血圧を急上昇させ、手術のリスクを高める要因になります(血管迷走神経反射など)。
当院では、歯科麻酔学会認定医による「静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう)」を導入しています。 点滴で鎮静薬を投与すると、数分でうたた寝しているような、ぽかぽかとした心地よい状態になります。意識は完全にはなくなりませんが、恐怖心や不安感は消え去り、手術中の記憶もほとんど残りません(健忘効果)。
「気づいたら終わっていた」とおっしゃる患者様がほとんどで、心身の負担を劇的に減らすことができます。
手術後の帰宅サポート(タクシー送迎)
静脈内鎮静法を受けた後は、少しふらつきや眠気が残る場合があります。
当院は阪急西宮北口駅直結であり、さらに目の前がタクシー乗り場という抜群の立地にあります。
術後はリカバリールームで十分にお休みいただいた後、タクシーチケットの手配や乗り場までのご案内を行い、ご自宅まで安全にお帰りいただけるようサポートしています。
4. 感染症リスクを排除する「衛生管理」と「使用素材」
手術の成功を妨げるもう一つの大きな敵が「細菌感染」です。
目に見えない部分での衛生管理が、インプラントが骨としっかり結合するか、長持ちするかを左右します。
世界水準の「滅菌器」と完全個室オペ
当院では、世界で最も厳しいとされる欧州基準の「滅菌器」を導入しています。
これは、あらゆる種類の細菌やウイルスを完全に死滅させることができる装置です。治療器具は患者様ごとに滅菌パックし、使い回しは一切行いません。
また、インプラント手術は、他の患者様の飛沫が飛ばないよう、清潔域が保たれた「完全個室診療室」で行います。グローブやガウン、メスの刃などはすべて使い捨て(ディスポーザブル)製品を使用し、徹底した感染対策を行っています。
世界シェアNo.1「ストローマン」インプラントの採用
体内に埋め込むインプラント体そのものの「品質」も安全性の一部です。
世界には数百種類のインプラントメーカーが存在しますが、中には安価ですが臨床データが乏しいものも存在します。
当院では、世界シェアNo.1の実績を持ち、長期間の臨床研究で安全性が証明されているスイスの「ストローマン(Straumann)」社製インプラントを採用しています。
特に当院が使用する「SLAアクティブ」というタイプは、骨との結合スピードが非常に早く、治療期間を短縮できる上に、インプラント周囲炎(歯周病のような病気)のリスクが低いのが特徴です。
体の一部となるものですから、コストよりも信頼性を最優先に選定しています。
5. 安全の証としての「一生涯保証」とメンテナンス
「安全に手術が終わった」というのは、あくまでスタートラインです。
本当に大切なのは、そのインプラントが10年、20年と問題なく機能し続け、美味しく食事ができることです。
自信があるからこその「インプラント体一生涯保証」
当院では、インプラント治療の品質に絶対の自信を持っています。その証として、インプラント体(フィクスチャー)に対して「一生涯保証」を設けています。
万が一、骨と結合しなかったり、脱落してしまったりした場合には、無償で再埋入などの対応を行います(※定期メンテナンス受診などの条件あり)。
これは、「壊れない自信」があるからこそできる制度であり、「万が一の時も責任を持って患者様の人生に寄り添う」という当院の覚悟でもあります。
骨吸収を防ぐ「ゼロボーンロスコンセプト」
インプラントを長持ちさせるために最も重要なのは、「インプラントの周りの骨を溶かさないこと」です。 当院では、世界的なトレンドである「ゼロボーンロスコンセプト」を取り入れています。
- 2mmルールの徹底:インプラントの周囲に必ず2mm以上の骨の厚みを確保する。
- 軟組織のマネジメント:骨を守るバリアとなる「歯茎の厚み」や「硬さ」を移植手術などで確保する。
- 適切な結合様式:骨吸収が起きにくい構造のインプラントやアバットメントを使用する。
ただ埋めるだけでなく、生理学的・科学的根拠に基づいて、「骨が減らない環境」を手術の段階から作り上げています。
6. まとめ:西宮北口スター歯科の総合力
インプラント治療における「安全」とは、単に事故が起きないことだけではありません。
将来にわたって安心して使い続けられることまで含めて、初めて「安全な治療」と言えます。
- CT撮影による3次元診断(見えないリスクの可視化)
- サージカルガイドの全症例使用(人為的ミスの排除)
- 麻酔認定医による全身管理(静脈内鎮静法での無痛・安全管理)
- 世界水準の衛生環境とトップブランドの採用(感染リスクの排除)
- 一生涯保証とゼロボーンロスコンセプト(長期的な責任)
西宮北口歯医者スター歯科は、これら全ての条件を高水準で満たし、患者様の「人生のパートナー」として責任を持つ医院です。
「自分の骨の状態を知りたい」
「他院で断られたけれど、諦めきれない」
「とにかく痛くない治療がいい」
そのようにお考えの方は、ぜひ一度、当院のカウンセリングにお越しください。
まずはCT撮影で、あなたのお口の状態を正確に知ることから始めましょう。
インプラントに関するよくある質問(Q&A)
ここでは、カウンセリングで患者様からよくいただくご質問に、院長の生野がお答えします。
Q1. インプラントの手術は痛いですか?
- 手術中は局所麻酔を効かせますので、痛みを感じることはまずありません。さらに当院では「静脈内鎮静法」を併用しますので、点滴を打ってすぐにうたた寝状態になり、痛みどころか「怖かった記憶」すらほとんど残りません。「気づいたら終わっていた」と驚かれる方が多いですよ。
Q2. 他院で「骨がないから無理」と言われました。やはり難しいでしょうか?
- 諦めるのはまだ早いです。当院では、骨を増やす「骨造成(GBR、サイナスリフトなど)」の技術や、骨のある場所を選んで埋入する「オールオン4」などの専門的な治療を行っています。CTで精密に診断すれば、治療可能なケースは非常に多いので、ぜひ一度セカンドオピニオンにいらしてください。
Q3. インプラントはどれくらい持ちますか?一生使えますか?
- 適切なケアを行えば、10年、20年、あるいは一生涯使い続けることも可能です。長持ちさせるためには、ご自宅での歯磨きと、歯科医院での定期メンテナンスが必須です。当院では自信の証として「一生涯保証」をお付けしていますので、二人三脚で大切に守っていきましょう。
Q4. 手術後、すぐに食事はできますか?
- 通常のインプラントの場合、骨と結合するまで数ヶ月待つ必要がありますが、その間は仮歯や入れ歯を使用しますので、食事は可能です。また、「オールオン4」という治療法であれば、条件が整えば手術当日に固定式の仮歯が入り、その日の夜から柔らかいお食事を楽しんでいただけます。
Q5. タバコを吸っていますが、インプラントはできますか?
- 手術自体は可能ですが、喫煙は血管を収縮させ、傷の治りや骨との結合を著しく妨げます。インプラントの寿命を縮める最大のリスク要因ですので、治療期間中および術後は禁煙を強くお勧めしています。一生涯保証の条件にも関わりますので、この機会に禁煙にチャレンジされる患者様も多いですよ。
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