抜歯リスクの高い根尖病変を精密根管治療で改善した症例
抜歯リスクの高い根尖病変を精密根管治療で改善した症例
こちらの患者さまは、左下の歯に激痛があるとのことで来院されました。
まずはレントゲンとCTを使用して診断しました。
当該歯は過去に他院で根管治療をした歯ですが、根の先に膿がたまっています。強い痛みや腫れがあり、膿が外に出てきていました。通常の根管治療では歯を残せない可能性が高く、早めの処置が必要な状態でした。
精密根管治療の実施
患者さまと話し合い、今回は精密根管治療を行いました。使用したのはマイクロスコープ、ラバーダム、ニッケルチタンファイル、MTAシーラーです。
かぶせ物除去・隔壁形成
当該歯の古いかぶせ物を除去し、虫歯で歯が失われた部分に樹脂で壁を作る「隔壁」を行いました。隔壁を作ることで、根管治療を清潔かつ確実に行える環境を整えます。
治療完了
年齢・性別 | 20代 男性 |
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治療期間 | 2ヵ月 |
治療回数 | 3回 |
治療費 | 精密根管治療 110,000円(税込) |
リスク・注意点 | ・治療した歯が保証期間内に抜歯に至った場合、補綴費用の差額でインプラントなどの自費治療が可能です。 |