根尖性歯周炎になった奥歯を抜歯してインプラントで治療した症例
根尖性歯周炎になった奥歯を抜歯してインプラントで治療した症例
こちらの患者さまは、左下の奥歯のお痛みでご来院されました。患者さまの奥歯は重度の根尖性歯周炎により保存が困難な状態でした。
特に右下の6番(第1大臼歯)に関しては、以前に根分割(ルートセパレーション)が行われており、すでに歯根が半分になっていました。また、7番の歯の周囲骨は大きく吸収されており、長期的な保存は難しいと判断しました。患者さなとご相談のうえ、インプラントを2本埋入する治療計画となりました。
インプラント埋入手術(一次オペ)の実施
抜歯から約1ヵ月後、歯肉の治癒を確認し、インプラント埋入手術を行いました(手術時間:約1時間半)。
インプラント二次オペの実施
一次オペから2ヵ月後、インプラントの頭出し(二次オペ)を行い、ヒーリングアバットメントを装着しました(処置時間:約30分)。
プロビジョナルレストレーション(仮歯)の装着
- 5番:クラウンやり替え
- 6・7番:インプラント仮歯(2本)
今回の仮歯では、上記の合計3本分を清掃性に配慮した形態設計で製作しました。見た目だけでなく、ご自宅でのケアがしやすい構造にしています。
プロビジョナルレストレーション(仮歯)装着時に様々な方向から確認、形の微調整を行い、口腔内に装着しました。
調整したプロビジョナルレストレーション(仮歯)を2週間使用して頂き、形態に問題ないかの確認を行いました。外して歯肉の状態を確認すると、炎症のない良好な歯肉が確認できました。
最終的な上部構造(ジルコニアクラウン)の作製・装着
プロビジョナル(仮歯)での適合・清掃性の確認を経て、最終的な型取りを行い、ファイナルのジルコニアクラウンを装着しました。今回はカスタムアバットメントを用い、歯肉形態・清掃性を考慮した設計にしています。
カスタムアバットメントとは?
患者さまごとの骨や歯肉の状態に合わせてオーダーメイドで作製される土台です。既製品では得られない精密な適合性と、審美性・清掃性の両立が可能です。
治療完了
| 年齢・性別 | 50代 男性 |
|---|---|
| 治療期間 | 4ヵ月 |
| 治療回数 | 10回 |
| 治療費 | インプラント 370,000円(税込407,000円)×2本 骨造成 55,000円(税込55,000円)×2本 セラミッククラウン 140,000円(税込154,000円)×2本 |
| リスク・注意点 | ・インプラント治療には、外科的手技を伴うため、糖尿病や喫煙がある方は治癒が遅れ、成功率が下がることがあります。 ・定期的なメンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎などのトラブルが起こる可能性があります。 |



















